3/8『HANGOUT PLUS(#ハンプラ)』感想

精神的な殴り合いの喧嘩でした。ところで水道橋博士の”博士”って敬称でいいんですかね……?

上記放送の感想です。観た人向け。今回は本当にただの感想です。超短い。

◆生放送を観て「キツい」と思った人はもう1周観るべき

今回はこれだけです。

どうしても観た直後には書けなくて、タイムシフトでまるまるもう1周観たんですが、1周目と2周目ではだいぶ印象が違いました。つまり、正直に言えば、1周目では水道橋博士がとても”空気の読めない”人に見えてしまっていて、流れていた数々のコメントと同じように「キツい」と思ってしまっていた。しかしそれはまさしく放送中に指摘されていた脊髄反射的で思考停止的な読者のあり方そのものであり、あの場で何かそういったことを書き込んで溜飲を下げようとするのは明らかに間違っていた(個人的には書き込みまでは我慢しましたが、だからと言って自分が思ったことに嘘はつけません)。

で、2周目を観ました。もちろんテレビやネットやドワンゴやAbemaについてのいろいろな議論がありましたが、それをここでまとめるのはあんまり意味がないと思います。観終わって思ったことはひとつでした。水道橋博士は本丸を死守した。水道橋博士のテレビに関する問題意識が「私はあなたの意見には反対だ、だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」ができていないということや「同調圧力は誰もかけないのにテレビの場には存在する」ことにあり、その点では両者の見かたが一致しているのは分かりました。そしてそれについて、「専門職の人たちの食い扶持をなくすようなことをしないほうがいい」という理由で真っ向からの非難を避けていて、「それは俺の仕事じゃない」と認識していることも分かりました。

いくら殴ってもかわすだけで、やり方だけはどうも変えてくれそうにない。『藝人春秋』のようなやり方(読んでない私のような人間が何か言うべきではないとは思いますが)でないと今のお客さんには芸の価値が伝わらないことを自覚していながら、「テレビの人だから」とテレビにこだわり、内輪ネタをやっていく姿勢。矛盾しているようにもみえますが、何というか、そこも含めて水道橋博士という芸人のスタンスなんだろうなというふうに思いました。

珍しくというか何というか、あの場での説得にはある意味で失敗していたようにも思えますが、それはそれだけ相手が強固な自己を持っているということでもあるわけで、「こういう回もあり」でしょう。むしろ、そうした説得の成功を期待してハンプラを観ていて、それが達成されなかったからといって「キツい」などと安易に書き込んでしまう私たちのほうの問題が浮き彫りになった気がします。だから私は、キツいと思った・書いた人こそもう1回観るべきだと言いたい。思ってしまうのは仕方ないことかもしれませんが、感情面をグッと抑え込んで30秒考える力が問われていると思います。それは本来難しいことではないのに、私たち(第一にはもちろん私)はテレビ村やTwitter村にあまりにも長く馴染み過ぎていたために、その力が培われていない。一度怒られた身として、本当にそこからやっていかないといけないということを強く感じています。

以上です。


藝人春秋2 上下巻セット

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